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アパートは古い?それは誤解です

「アパート」という言葉につきまとう「ネガティブ」なイメージのなかに、「古い」というものがあるかもしれません。これには理由があります。アパートは耐火木造で建築されたものが多いのですが、木造の場合、経年劣化が目に見えて顕著なのです。鉄筋コンクリートのマンションよりも、それは明らかな外観の変化となります。ですが、これは「木造」の部分があからさまに外部に露出していれば、の話であり、建てられてからある程度経った物件に多いことです。建てられてからある程度経っているということは、「古い」ということです。たまたまそのようなアパートが目立つので、「アパートは古い」というイメージにつながってしまっているのではないでしょうか。
実は、マンションやアパートを建ててその家賃収入を得るということは、資産運用の方法としては最もメジャーなものであるといえます。土地を所有していて、その土地を利用して効率よく収入を得るために、そこに物件を建てるのです。もちろん、初期費用は「投資」となり、それを回収するため、回収し終わった後は収益として、人に貸し出すのです。自分で入居者を募ってもいいのですが、「家賃」は定継続的に回収しなければいけないものですし、顧客の信用状態なども調べなければいけません。今ではインターネットなどで情報も無数に飛び交っていますから、自力で満室にするということはなかなか難しいのです。そのため、不動産事業者などに仲介を依頼して、マージンを払いながら広く入居者を募ることになるのです。
つまり、マンションやアパートの「オーナー」は不動産事業者だけではないということです。ですから、そのオーナーが所有している土地の広さ、そして初期投資の金額で、出来上がる物件は変わってきます。その土地にマンションを建てるのか、それともアパートにするのかは、オーナー次第ということです。そして、近年で「アパート経営」にはあまり新規参入がないのか、というと、そういうわけではありません。新しいアパートも数多く建っています。新しいマンションであれば建設途中に目が付くものですが、階数も多くないアパートの場合はそんなに意識されないものです。だからアパートが増えていないと勘違いしてしまうのです。そして、出来上がった建物を「アパート」だと感じていないことも理由の一つです。そう、最近のアパートは「アパートらしくない」のです。
このようなことから、「アパートといえば古い」というイメージが付いてしまっているようです。実際はマンション同様に、増えていますし、初期投資が少ない分、新規オーナーの参入も容易です。物件の定義上はアパートであるのに、名称や外観はそうではないものが多いので、アパートだと思われていないということなのです。昔ながらの古いアパートが存在し続けているので、アパートは古いというイメージを持ってしまいがちですが、実際は全然違うということです。

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