メインイメージ

アパートの入居審査とは

アパートに住むためには「家賃」を支払わなければいけません。そして、「家賃」は「毎月」発生するものです。毎月一定額を納める必要があります。この「毎月決まった額を支払う」ということに対して、不動産業者や管理業者は入居者の「支払い能力」を見極めるものです。実際に契約したとしても、家賃が支払われなければ「コゲツキ」となってしまうからです。そして、一旦入居してしまった人を「追い出す」ことは事業者側もとても手間のかかることなのです。根付いてしまった生活を引き剥がし、その物件をまた賃貸可能な状態にもどすためには一定のコストがかかります。焦げ付いてしまった未回収の家賃と共に、その費用も「損害」となってしまいます。
そのような状況に陥らないためにも、不動産事業者や賃貸管理事業者は入居希望者の支払い能力の審査を行うことが通例です。賃貸契約といえども「信販」と同等の手順を踏むことは珍しくありません。仲介事業者によってはクレジットカード経由の支払いとしている場合もあり、その場合はクレジットの審査となります。クレジットカード経由で家賃を支払う場合、実は支払いが滞った場合はクレジット会社が家賃を担保することになります。そのかわり、それは「負債」としてクレジット会社に対して返済する必要が出てくるのです。その場合の金利などもクレジット会社との取り決めによることになります。クレジットカード経由での返済が滞った場合、信販的に「ブラックリスト」に載ってしまうことになります。そうなるとその後、他のローンなどを組もうとした際にも審査が通らないなどということになってしまうかもしれません。
「ローン」で購入しなければいけないものは案外多いものです。住宅は今は賃貸かしれませんが、ゆくゆくは一戸建てやマンション購入を考えるようになるでしょう。この「住宅」は即金で購入することできない最たるもののひとつです。住宅以外にも例えば自家用車、これも場合によってはローンとなります。住宅が賃貸であっても、自家用車を持つことは一般的なことです。クレジットカード経由で家賃を支払っていて、その上で滞納などがあった場合は、自動車を信販で購入する際にビハインドとなってしまうおそれが多分にあります。
家賃は生活費の中でも根本的な支出であり、滞ってはいけないものです。払えることが大前提ですから、「審査」などはもともと必要ないのかもしれません。ですが、実際は家賃滞納によるトラブルは後を絶ちません。そして、滞納により退去されられることになっても居座る方もいるのです。このようなトラブルを未然に防ぐため、入居のための審査は設けられています。一般的な仲介業者では、複数の信販業者を設定していることがほとんどです。勤続年数や年齢など、クレジット会社によって基準が異なるからです。ですから、普通に働いている方であれば、まず審査に通らないことはないでしょう。万が一通らなかったとしても、それはタイミングの問題です。気にすることはありません。予備の心配会社にかかることになります。

Copyright© アパート暮らしの日々 All Rights Reserved.